Flightrip

主に航空機や海外のお役立ち情報を発信。高頻度での更新を目指しますが、授業や課外活動などとの活動により、間が空くこともあります。

フジドリームエアラインズ(FDA)紹介&搭乗レビュー!名古屋小牧空港ってどんな空港?

こんにちは、タケシです!

 

史上最長であった今年のGW、みなさんはどのように過ごしたでしょうか?

僕はというと、5月になった瞬間、地元名古屋へ帰っていました。

 

今回の移動手段はいつも通り、飛行機

普段はジェットスターを利用していましたが、

今回は少し違うチョイスをしてみました。

 

同じ名古屋でも今回は“小牧空港

名古屋の空港といえば、みなさんお馴染みの中部国際空港セントレア

僕もよく利用しています。国際線もそれなりに就航してますし、国内線も北海道から九州・沖縄まで、LCCをはじめ多数の航空会社が路線展開しています。

したがって、基本的に名古屋へ行こう!とか、名古屋の人がどこかへ行こう!となると、必然的にセントレアを利用することになります。

 

 

しかし、名古屋にはもう一つ、

『県営名古屋(小牧)空港』があるのをご存知でしょうか?

 

nagoya-airport.jp

県営名古屋空港(以下小牧空港)は名古屋市の最北部に位置し、

そのほか春日井市小牧市豊山町と4つの市町村にまたがっています。

 

小牧空港の歴史を簡単に説明〉

小牧空港は2005年2月にセントレアが開業するまで、名古屋の空の玄関として機能してきました。

その後、セントレアが開業するとほぼ全ての便がセントレアへ移行。小牧空港にはジェイエアJALグループのリージョナル会社)が一部便を残すのみとなり、かつての賑わいも薄れてゆきました。

2010年には日本航空が経営破綻、その煽りを受けジェイエア小牧空港から撤退することが決定。いよいよ定期便消滅かと思われました。

そんな中、2009年の静岡空港開港と同時に設立されたフジドリームエアラインズジェイエアの路線を引き継ぐ形で小牧空港に就航。福岡、熊本、花巻・・・と路線展開を進め、日本航空とのコードシェアも継続。

そして2019年夏ダイヤ現在、小牧空港発着路線は8路線48便にまで拡大小牧空港は見事、起死回生したというわけです。

小牧空港FDAはともに成長してきた、盟友ともいえるでしょう。

 

 

そんな小牧空港、実は名古屋都心部とのアクセスも良く、リムジンバスを利用すればわずか20分・600円で栄へ、30分・700円で名古屋駅に到着します!

その他、西春駅(名鉄犬山線)・勝川駅JR中央本線)を結ぶ路線バスもあるため、豊田・多治見方面や犬山方面とのアクセスも意外と良いのも、あまり知られていない利点です。

※(参考)セントレア名古屋駅は空港特急ミュースカイで最速28分1,270円。セントレア=栄は直行バスで約60分1,300円、ミュースカイと地下鉄で約40分1,370円

 

しかし、アクセス手段がバス&自家用車のみというのは不便だ!という声もあり、

渋滞や天候によって所要時間が左右されがちなのは否めません。

小牧空港を利用する際は、ぜひ時間にゆとりをもって!

 

 

そんな小牧空港に就航している航空会社は、

フジドリームエアラインズの一社のみ。

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FDAはマルチカラーデザインを採用しており、1機ずつ色が異なる

www.fujidream.co.jp

一部便では日本航空JAL)とのコードシェアも行っているため、

コードシェア便であれば日本航空のホームページからも予約できます!

JALマイルはJALホームページから予約しないと加算されません。

 

就航都市は意外と多い

そんなフジドリームエアラインズFDA)ですが、

就航地は意外にも多く、地方を結ぶ路線に特化しているのが特徴です。

拠点は小牧空港静岡空港。本社は静岡空港にあります。

手短に、就航路線を紹介しますと、

 

名古屋(小牧)=青森、いわて花巻、山形、新潟、出雲、高知、福岡、熊本

静岡=札幌(丘珠)、出雲、福岡、北九州、鹿児島

松本=福岡、札幌(新千歳)

福岡=新潟、山形=札幌(新千歳)、仙台=出雲

 

・・・意外に飛んでんな!!と思いませんか?

特に小牧や静岡では、拠点空港というだけあって圧倒的な便数を誇ります。

 

 

そして今回、FDAの主要路線である名古屋(小牧)=福岡線に実際に搭乗してきましたので、レビューしたいと思います。どうぞ最後までご覧ください。

 

 

小牧空港の朝は早い

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午前7時、小牧空港に到着。

小牧空港の朝は早く、午前7時05分から高知、花巻、福岡、青森、熊本、出雲・・・と出発便が続きます。

今回私の搭乗した便は午前8時10分発のFDA303便。福岡行き第2便目で、出発の1時間前に着きました。

 

さっそく中に入ってチェックインしましょう。

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FDAの拠点である小牧空港は、チェックインカウンターもおそらく最大規模。

左手奥に自動チェックイン機があり、預入の荷物がないならばスムーズに搭乗券を受け取ることができます。

 

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搭乗券はこんな感じ。スマホの2/3くらいの大きさです。

発券時にはJALマイルが反映されているか、確認してくれました。

 

ターミナルは1階構造で、小規模ながら売店、カフェ、レストランが出店。

お土産やFDAオリジナルグッズはスカイショップ翼で販売されています。

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タリーズコーヒーはリニューアルによってオープンした

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愛知県の特産品も販売されている

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レストランもリニューアルされ、開放的な店構えに

ちなみにですが、レストランの正面に到着ロビー・待合所があります。

 

さぁ、保安検査場を抜けましょう!

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保安検査場はかなり小規模。中に2つレーンがあります。

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待合所にはずらっと椅子が並びます。

保安検査を抜けると、すぐ待合所があります。

この制限エリア内に売店はないので注意!お土産は保安検査前に購入しましょう。

電源席、ソファ席、長椅子と、乗客のスタイルに合わせた座席が用意されている点は、大変高く評価できると思います。

 

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朝方はFDAの機体がずらり

待合所正面の窓からは、駐機中の機体を見ることができます。飛行機好きには嬉しい!

この大きな窓のおかげで、待合所もずいぶん開放的に感じます。

 

 

小牧空港の搭乗方式は他の空港にはない特殊な構造で、フィンガーコンコースというものを通って搭乗します。

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これはFDA保有する小型機・エンブラエル E170/E175しか発着しないためできた構造で、このコンコースを歩いて左右正面に駐機中の機体へ向かうというもの。

飛行機をより身近に感じれるこの方式は独特で、楽しいですよ!

 

 

そうこうしていると8時前になり、搭乗が開始されました。

例のフィンガーコンコースをズンズン進みます。

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ゲートBに入ると・・・

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他の空港でよく見る光景に!ここで搭乗券がスキャンされます。

 

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駐機場へ伸びる折り畳み式通路を進み、いよいよ機内へ入ります。

 

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ち、近い!!!

バス搭乗のようにせかされることもなく、ゆとりある搭乗。

今回の搭乗機は5号機オレンジ色エンブラエル E175型機です。

 

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E175は2-2の横4列、計84席です

ヘッドカバーもオレンジ色なのが可愛い。

 

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今回の私の席は窓側16A。座席間隔はこぶし1.5~2個分あり、小型機だからといって横幅狭い!なんてこともありません。

ただ、頭上の荷物入れが大きいため、立ち上がったときに頭を打ってしまわないよう注意です。

 

シップは定刻で名古屋小牧空港を離陸。

その様子はぜひこちらの動画でお楽しみください! 


【世界の機窓から#2】FDA Take off from NKM

南風運用のため、離陸後名古屋の街並みが見えます。

 

 ANAJALよりも良い?FDAの充実の機内サービス

 

さて、まずはお決まりのシートポケット内のご紹介です。

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シートポケットには

  • 安全のしおり
  • 機内誌
  • 就航空港からの乗り換え案内
  • エチケット袋

の4点が入っていました。

余談ですが、FDAの機内誌は地域密着型かつ面白い内容なので、フライトの暇つぶしにはオススメです。

DRAEM3776の「3776」は、言わずもがな富士山の標高からきています。

 

 

離陸後10分ほどしてからでしょうか、機内サービスが始まりました。

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今回のフライト最大の目的はこれ!

FDAの早朝便では、ドリンク(ホットコーヒー・温かい静岡茶・アップルジュース)とともに、愛知県小牧市に工場のあるCOMOのクロワッサンが提供されます

日本航空全日空といったフルサービスキャリアでもドリンクのサービスはありますが、パンの提供はありません

すごいぞ、FDA

なお、通常のドリンクサービスではシャトレーゼのチョコレートとなります。

静岡茶静岡県島田市ハラダ製茶のもの。温かくとも飲みやすく、ほのかな苦みが身体に染みわたります。

いやー、こういった手厚いサービスはとっても嬉しいですね! 

 

 

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巡行中、客室乗務員さんに許可をいただいて、キャビン後方から撮らせていただきました。

この日の搭乗率はざっと80%ほど。親子連れも何組かいらっしゃいました。

 

 

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飛行機は順調に本州上空を西へ進みます。

 

 

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そうこうしていると、シートベルト着用サインが点灯。

私もテーブルをしまい、荷物をまとめて前の座席の下へ収納します。

 

 

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眼下には福岡市の街並みが。少し天気は悪いようです。

ここまで来れば、福岡空港はもうすぐそこ!

 

 

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福岡空港へ到着しました!

ほぼ定刻での到着です。途中も特に揺れることなく、満足のゆくフライトでした!

 

 

FDA、選べるのなら全力で推せるエアラインのひとつ

このように今回利用させていただいたフジドリームエアラインズFDA

先述のとおり路線も充実しており、選択肢として選べるのならば全力で推せるエアラインだと断言します

運賃もおよそ10,000~15,000円で購入できることが多く、私も今回GW真っただ中であるにもかかわらず、往復30,000円ほどで購入することができました。

また、客室乗務員の方々もとても親切で、お手洗いに行ったときや機内サービス中にちょっとした会話が生まれることも少なくないです!

 

このように、FDAはまだまだ知られていないエアラインですが、地域密着型の充実のサービス温かい乗務員の方たち比較的お手頃な航空券などが魅力です。

みなさんも利用する機会があるのであれば、積極的に利用してみてはいかがでしょうか!

 

 

今回は名古屋(小牧)=福岡間のフライトの搭乗レビュー記事でしたが、

区間である福岡=名古屋(小牧)間のフライトの様子はYoutubeに動画を上げています!

動画はこちら


国内最高水準のサービス?FDAで行く名古屋小牧空港までのフライトレビュー

 

ブログよりもずっとリアルなフライトの様子を記録しています。

ぜひこちらもご覧ください!

また、チャンネル登録&高評価もしていただけたら嬉しいです!!

 

 

それでは、じゃーなー!