Flightrip

主に航空機や海外のお役立ち情報を発信。高頻度での更新を目指しますが、授業や課外活動などとの活動により、間が空くこともあります。

ブリティッシュエアウェイズ 関西=ロンドン線復活!!

こんにちは!タケシです!

 

今日は4月1日。

元号

「令和」

に決まり、日本中が歓喜に満ちていますね!

この新元号、日本古来からの繊細な美しさを感じながらも、どこかスタイリッシュな味も醸し出す、

とても良いものだと思います。

 

さて、そんな節目の日である2019年4月1日、

実は航空業界にも大ニュースがあったのでした。それは・・・

 

 

 

大阪(関西)=ロンドン線

が、21年ぶりに復活!!

 

関西国際空港(以下関空)をはじめとした関西地域が長年請願してきたこの路線、

それがようやく実って復活というのは、本当に大きなニュースです。

今回はこの路線についてご紹介したいと思います。

 

ロンドン直行便復活は関西空港の悲願だった

近年は訪日観光客で賑わう関空ですが、

その大半を占めるのはアジア諸国からの便。

欧米便の拡充は、関空にとっての大きな課題でした。

 

2018年夏スケジュールにおける関空の欧州便は、

 ヘルシンキフィンエアー

 アムステルダム(KLMオランダ航空)

 フランクフルト(ルフトハンザドイツ航空※この春からミュンヘンに切り替え

 パリ(エールフランス航空)

と、4都市それぞれ毎日1便のみ。

 

かつてはローマやロンドンなどへの直行便もあったのですが、利用客の減少などを理由に撤退。

ロンドン線は2009年に日本航空(JAL)が撤退して以来、運航がない状態が続いている状況でした。

 

しかし、訪日外国人の増加や2020年東京五輪の開催決定、

その後2025年の大阪万博の決定などを受け、ロンドン線復活を望む声は強くなり、

民営化された関西エアポート株式会社も、路線誘致に乗り出しました。

 

そして2018年9月、

イギリスを代表するエアライン・ブリティッシュエアウェイズが

関西=ロンドン線を2019年3月31日より開設すると発表

(ロンドン出発は3月31日であり、時差の関係で関空には翌4月1日に到着)

www.aviationwire.jp

航空業界・関西経済界はもちろん、我々航空ファンにとっても非常に大きな、そして待ち望んでいた朗報でした。

 

ついに関西へ帰ってきたユニオンジャック

復活した関西=ロンドン便は、週4便にて運航日本航空との共同運航便となっています。

 

 BA19/JL7078 関西(11:55)→ロンドン(15:50) (火木土は運航なし)

 BA20/JL7079 ロンドン(14:20)→関西(翌09:50)(水金日は運航なし)

 

機材はボーイング787-8型機を使用。

座席は3クラス214席(ビジネス35席・プレミアムエコノミー25席・エコノミー154席)と、長距離用としては最も小さい機材が投入されます。

(※下の画像は巨人機の異名をもつA380型機。主に高需要路線に投入されるフラッグシップ機。)

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香港で撮影したブリティッシュエアウェイズ機。関西便はこの機体ではなく、中型機での運航です。

今日運航された初便は、午前9時49分に関西空港へ到着。ウォーターキャノンでの歓迎放水はなかったものの、日本とイギリスの国旗を掲げながら、駐機場に入ったようです。

詳しい初便レポートはこちらを参照ください!

www.aviationwire.jp

 

どんどん拡大する関空ネットワーク

今回のロンドン線開設とともにこの春から、

関西=ヘルシンキの深夜便と関西=シアトルの開設も予定されており、

課題だった欧米便の拡充が、少しずつではありますが進んでいます。

 

また、アジアのLCCのパイオニアであるエアアジアは、中部国際空港(セントレア)のほか関空ハブ空港と位置付けているようで、7月からはフィリピン・マニラへの就航を発表。

www.aviationwire.jp

現在は関空からクアラルンプールやバンコク台北のほか、ハワイ・ホノルルへも就航しているエアアジアですが、将来はアメリカ西海岸への直行便開設も計画されています!

 

このように、成長を続ける関西国際空港

これからも注目していく必要のある空港の一つであるのは間違いないと思います!

僕はセントレア推しですが、関空もぜひ一度、利用されてみて下さいね。

 

それでは、じゃーなー!